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[ 回天 ]
劇中のテーマとなる回天の製作は山口県周南市(旧徳山市)の金属プラントメーカーの岐山化工機さんにお願いしました。人間魚雷回天は徳山を中心に周辺地区では現在でもシンボルで、日本で唯一の回天記念館は周南市内の離島大津島にあります。大津島は島自体が特攻基地だったところで、市民の中には戦争当時の回天基地のことや、回天資料を研究し、また特攻基地の事を伝え聞いている人々が多く、非常に関心が高いと感じました。
徳山湾沖に浮かぶ島、大津島の回天記念館前に設営されている実物大回天のレプリカを市民の浄財を集め製作した金属プラントメーカー岐山化工機社長の大橋さんに私が取材に伺わせていただき、私自身が大橋社長の熱い思いに感銘を受け、映画撮影用だけども限りなく本物に近い『回天』2基の製作を直接依頼しました。本物の回天と同じ厚み持つ鉄板、特眼鏡、ハッチ、動く縦舵、横舵、回転するダブルのスクリュー等、非常に大変な設計や加工。解らなければ東京の遊就館まで出張して調べて岐山化工機さんが全社一丸で作り上げ撮影納期に間に合わしていただきました。徳山湾内で納期前の回天浮上テストを行った時は、山口県内はじめ多くのプレス関係者が集まり本当に人々の関心の高さを実感しました。
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[ 地元の協力 ]
映画「出口のない海」のロケーションは山口県下松市にある日石球場が明治大学野球場、新山口駅は東京駅の設定でロケを行い、学生の集う喫茶店「ボレロ」は下松市、街の路地は下関市、八王子の疎開先の畑は長門市、海軍工廠の中は北九州小倉のJR小倉工場の赤レンガの工場、横須賀海軍兵学校は北九州の九州大学構内と下関商業高校の講堂とロケは本当に多岐にわたりました。いく先々で行政や民間有志と色々な人々に気持ち良く協力していただきました。
ある時は無理矢理、道路拡張工事計画を延期させて撮影させていただいたりと、山口県のフイルムコミッションと北九州のフイルムコミッションのおかげでこの映画のロケーションは非常にスムーズに進行しました。のべ数千人のエキストラ集めにも力を発揮していただき、これからの映画撮影にはフイルムコミッションの人々、その呼びかけで集える人々の協力が不可欠と私は本当に感じました。
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