|
|
 |
 |
 |
 |
周南市回天記念館 館長 小川宣さん (2) |
|
 |
| |
回天については実に正確に描写されていて、いかに緻密な兵器だったか再現され、訓練中に15名の犠牲者があったことは無理からぬ状況だったと納得させられる。一方で当時の軍律厳しい生活の一端が赤裸々に表現されているが、その中にほのぼのとした友情と、階級を超越した人間としてのやさしさが伝わってくる。
また回天搭乗員が回天に乗り込んだ瞬間、脳裏に浮かぶのは故郷であるということを、隊員の綴った遺書をはじめ多くの日記や手紙で知らされるが、潜水艦の中で思わず合唱する「誰か故郷を想わざる」が、それぞれの隊員の気持ちを表しているようである。
全体を通して、究極の兵器と言われている回天は、私たちに戦争の空しさと悲惨さを暗示しており、なおかつ青春を回天に捧げなければならなかった、その心情をくみ取らなければならない。和田稔中尉の「私は今 私の青春のまひる前を国に捧げる」という手紙の一節が生かされていて感動させられた。
わずか1年年足らずの回天作戦だったが、この映画を1人でも多くの人に鑑賞してもらい、その史実を正しく理解し、再び回天のような犠牲の出ることのないよう、不戦の誓いを新たにして「人命の尊さと平和の大切さ」を語り継ぎたいものである。
|
|
|
 |
|
 |
|